のろのろとした午後
空気の匂いも質感も、温度も、
光のあったかさも、まぶしさも、
ぬくもりも、 。
みんな大切にして、たくさんのことに気がつくようにして生きていけば、
1人でもさみしくないのかしら。
たとえば。
土日はゆっくり眠って、食べたい時に、健康的だけど質素なものを少し食べて。
時間をのんびり使ってお風呂に入って本を読んで。
もらいすぎたり、酸っぱかったりんごは、シナモンとお砂糖を加えてジャムにして。
クリスマスにはチキンを焼いて、お正月にはなますを作って。
夏には冷たいレモネードを、麦茶の横に必ず置いておく。
それから、季節らしいスイーツも。
夏はゼリーやプリンを。
秋はさつまいもとか、かぼちゃのお菓子。
冬はチョコレートを湯煎でゆっくり溶かして、ブラウニーを。
甘酒は毎晩眠る前に飲むもの。
植木鉢には水やりを忘れずに。
家の中に私一人、生き物だとさみしいから、
小さな動物と、暮らして。
雨の日は、雨音を流しながらの音楽をかけて。
自分のためだけに贅沢で質素でゆったりした時間を使う。
そういうふうになれれば、
一人のさみしさは消えるのかしら。