死ぬまで1人でいないためには
夜中まで初めてこの子と、ふたりきりになる。
2人きりの時間が長いと、不安になる時間も少し増える気がする。
眠っている間はわたしも眠ろう。
眠れば何も考えない。
窓からの光がまぶしいし、早く外に出てどこか行きたい。
何となくいつか建てる家の話になって、
義母さんと、どこがいい、などなど話していて。
気がつけば一緒に住む流れになっていて、タンポポの綿毛が風に吹かれて一気にふわっと真っ白に散った状態の頭の中に。
彼に確認。
いつか建てる家には誰が住むの?
俺ら夫婦と子どもだけだよ。
今日あったことを話して、考えを曲げるつもりはないと言ってくれた。
むずかしいなあ。
義の方はまったくどちらも、嫌いじゃない、好きだ、好きだしとても感謝してるし、頭が上がらない。
けどそれとこれとはちがうんだね。
1人で生きていたくない、死ぬときも誰かいてほしい、わたしは。
でも、それは子どもがいくらいようと、叶う確率はとんでもなく低いのかもしれない。
男の子ならなおさら。
次は女の子がほしいなあ。
今日は夜いないから、夕飯は作らない。
間食用のカロリー控えめのクッキーを焼こう。