つらつら、つら

ぼーっとしてると言われるのでそのぼーっとを文字にしてみようと。たぶんそんな内容。

こどもじだい

最近、息子くんの初寝返り成功があった。

 
でも、あれ以降、そんなに成功してないけれど……。
 
腕が引っかかっていて、お尻とか下半身は完全にうつぶせなんだけど、肩の骨だけ、仰向けというか……。
 
くいって引っ張ると、くるっとうつぶせにはなれる。
 
でも、そこからまた、首が少しふらふらしてる。頭を持ち上げてるんだけど、たまに力尽きて、ちーん、と顔が床と平行になっちゃったり。
 
昨日実家に行って、1ヶ月早く産まれた赤ちゃん、息子くんとはいとこ同士、をみた。
 
可愛いの可愛いの。
目なんかくりくり。
 
その子はほんとに、軽々、寝返りをしてみせてた。
そしてズリズリと全身。
目の前のおもちゃに興味があったら、手でぱしっと取る。
 
息子くんも彼の勇姿を見て真似しないかなあと思ったけれど、そんなときだけ爆睡してた息子くんだった。
 
子供の成長は早いなあ。
5ヶ月でどれだけ感動に出会わせてくれたんだろう。こんなに短期間でこんなにたくさんの感動の瞬間を見せてもらえるのだから、赤ちゃんはすごい。
 
これから何にでもなれる赤ちゃんは神様みたいだ。
 
理想の家族がある。
こういうふうに育てたいというのがある。
そういう理想の最低条件の基盤が、自分が育ってきた環境。
そうなると、わたしは、その最低基盤がカナリ高い。
 
3歳からピアノ、手の届くところにアップライトの本物のピアノ、60平米ある家、リビングにある子供用ジャングルジム、隣が公園、庭、コンクリの部分もあって、そこには小さなブランコ。
 
走り回れる廊下、日差しが暑い吹き抜けの天井、ひんやりした匂いのする和室、家族中の本が集まるたくさんの本棚、転がれるリビングの床、大の字で眠れた大きなソファ。
 
母は専業主婦でいつもそばにいてくれた。お菓子を作ってくれてたくさん絵本を読んでくれた。
 
毎年家族旅行に行った。
キャンプにも行った。
キャンピングカーは、名前も付いていて、もう家族のようだった。
 
そんなものが、当たり前にあった。
 
当たり前に中学受験もして、中高私立の進学校で大学も私立に進んでしまった。そこそこ成績はよかったから、そこはよかった。
 
当時の恵まれた環境が基本ベースのわたしは、自分の子を育てていて何かいつか、つまずきそう。
 
幸せすぎる子供時代だった。
 
それを与えることはできない。
自分の今の力で精一杯幸せに過ごしてもらえるよう努力するしかない。
 
たぶん。子供はそんなことに気がつかず、世界は自分が中心に回っていて、今の自分が世界一幸せな王さまだと思って、自由奔放に動いて笑うのだと、思うのだけど。