つらつら、つら

ぼーっとしてると言われるのでそのぼーっとを文字にしてみようと。たぶんそんな内容。

一旦の終了、保育園見学

保育園見学最終日。(最終日っていうか、もう電話で予約するのやめただけだが。)

 

最後の保育園(もみじ保育園)は、電話の印象ですごく真摯に対応してくれるな~ってイメージだった。

で、行ってみたら。

園庭はなかなか広い。
今までで一番広いんじゃないかな。遊具も多少ある。

あと、園内は少し古くて、でもしっかり、ここで長年子どもたちを見てきましたっていう暖かい年期がこもっている雰囲気だった。

もし保育園に入れるなら。ここを選んだかもしれない。
なんというか、勉強と遊びがバランスを取れていて、勉強よりも、遊びよりも、何よりもまずは子どもたちの身体的精神的成長を見守っていく、大事にしていくといった感じ。

あのね、ほんとに、よかったの。

保育園見学で、一時間もしっかり見学させてくれたところは初めて。
で、見学の前に、園の理念とか、どういうふうに子どもたちの成長を見守っていくかっていう方針も、しっかり教えてくれて。
(もともと教育現場みたいなところにいた身としては、こういう話を聞くのがすごく好き。やっぱ理念あってこそ、教育とか、子どもと接するときの様々なことがぶれずに決まっていくと思う。)

ただ預かるだけでなくて、勉強させる、時間が持てあまらないように一緒に楽しく遊ぶ、ってだけじゃなくて。

ここで生活をするわけだから、子どもがどう育っていくように、どのように接するかっていうのが、本当によくわかった。丁寧に説明してくれた。

たとえば。

年齢で二つに区切って、考えるんだって。0歳から2歳?と、3歳から5歳。あれ、0歳から1歳だったかな……。えっと、とにかく、まず、下の年齢では、「自己主張」をできるようになるのが目標。上の年齢では、「我慢」ができるようになるのが、目標。

自己主張が出来て初めて、我慢というステップにいける、と。

お遊戯会で、人気のお姫様の役を、AちゃんとBちゃんが取り合いになった時。Bちゃんは優しい、というか、気が弱いところもあるから、すぐにAちゃんに役を譲ったとする。
このとき、大人としては、この決定のまま、進んでいくのが一番らくなのだけれど、そうではなくて。

いったん、Bちゃんをこっそり呼んで、本当はどの役がやりたかたのか、聞くらしい。
そして、Bちゃんが、本当はお姫様の役がやりたかった。でもAちゃんがやりたいって言ったから……という理由だったら、もう一度、Aちゃんの前で、その自分の主張をいえる場を設けてあげる、らしい。
話し合いの結果、Aちゃんがそのまま、お姫様の役かもしれない。それでも、ここには自分の主張を自分で伝えられたかどうか、という大きな差異がある、と。

 

すごくすごく納得した。

他にも、怪我とか設備のこととか、あえて、考えて、こうしているとか、このように見守っているっていうのがあったけれど、長くなるから、書かないけど。

ただ預かるだけじゃない。すごくよかった。

 

幼稚園は、もっとそれぞれ園がカラーを出して、こういう教育方針、理念っていうのが、あるのかな。

 

幼稚園もみてみたくなる。