告白
雨が降っていますね。
おゆです。
昨日から雨で、いい加減、息子さんが公園に行きたくてぐずっています。しかし雨だからいけないのよ……近くにある地区センターまでいくのも、雨だと私一人では子供二人連れては厳しい(無免許だから。今、免許取得に向けて実は頑張っています。)から、我慢してもらうしかない。
どうしようもなくなったら、しまじろうのDVDに頼ります。しまじろう神。
ところで。
実は、わたしは劣等感のかたまりです。
たぶんほとんどの人は劣等感のかたまりだと思うのですが、そういう人からもれでることなく、わたしも劣等感のかたまりです。
面倒くさいのが、劣等感のかたまりのくせに、プライドが低くはないところです。
どうでもいい点はどうでもいいんです。自分が知らない分野や興味がない分野、苦手だとわかりきっている分野のなかで、すごいなあと思う人がいれば、純粋に尊敬できるし、そのすごさを面白がることができる。
でも、劣等感だらけの自分をどうにかしたくて、努力した、手を伸ばした分野については、嫉妬します。嫉妬したり、情けなくなったり、悔しくなったり。忙しいです。
まあ、そういう人とも、ちょっと話せば、同じことが好きな人同士なわけだし、楽しく語ることができたりするのが大半なのですが。
今一番輝いて見える人は、わたしができていないことが、できている人です。
隣の芝生は青いのです。青々として、生命力にあふれて、まぶしくなって、直視できなくなるくらい、綺麗な生き生きとした青に見えるのです。
中高、好きなことでちょっとした賞をもらいました。好きなことをもっと極めるために、必死で目標のために勉強して、第一志望だった大学の文学部に合格しました。
大学の授業はとても面白かった。
しかし就職は甘くなくて、内定をいただいたところ、なんとか自分を納得させる形で入社したところで働き始めました。
しかし、すったもんだあって、あっという間に退社、結婚、妊娠、出産、育児。
主人がいて、子どもたちがいて、家族がいて、専業主婦をさせてもらっていて、何不自由なく暮らすことができています。
子どもたちの母親になれて幸せだし、彼が結婚してくれて自分の主人になってくれて幸福だし、子どもも、今はもういないことなんて想像できません、とにかく、可愛い。
結婚して専業主婦になりたい女性が多々いることも知っています。
わたしが今手にいれているものが、のどから手がでるほどほしい人も、存在しているのだと思います。
でも、それとこれとは別なのです。
自分のなりたかった肩書、名乗りたかった職業、身につけたかったスキルを次々と自分の力で手に入れて、社会で活躍している女性(特に友人)を見ていると、自分が情けなくなって、途方にくれます。
わたしは何をしているんだろう、と、家の中で子どもたちと過ごしながら、ふと、何も見ていないときがあります。
自分がみっともない、とまではいかなけれど、顔向けはとてもじゃないけれどできなくて、くるりと反対を向いて全力で逃げ出したくなります。
しかし逃げ出す勇気もわたしにはないのです。
だから、目線だけそらして、ぐっと自分の足元を見て、いつか、わたしも。
いつかいつかいつか。そのうち、わたしも。
と思うだけ思っています。
自分に甘ったれですね。
じゃあ今からでもどうにかすればいいのに。
将来子どもが大きくなったとき、
「あのときお母さんがそばにいなくて、実はさみしかった」
とだけは言われたくない。
それは取り返しがつかないと考えています。子どもが大人になってしまったら、子どものころに戻って甘やかすことも、そばにいてあげることも、なにもできないから。
上記は言い訳です。
本心でもあります。
自分の行動で完了する人生は、子どもが巣立ってからでも続いている。
だから、もう少し、子どもたちが大きくなってからでもたぶん遅くない。たぶん。
わたしは超人ではなくて全てはできなから、優先事項をかかげて、優先しなければならない度合が高いものだけは、きっちりクリアして生きていきたいです。
ひとまずは、わたしを選んで奥さんにしてくれた主人、わたしをお母さんにしてくれた子どもたちが、自慢できるような人間になれるよう、自分ができることをしていきます。
おしまい。