私のテーマソング
テーマソングは一つの曲じゃないけれど……思春期のときに永遠と聞いていた曲は、ある。
アジアンカンフージェネレーションの曲。ぜんぶ。
新しい曲がでればそれをずっとずっと聞いてた。
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始めは、ただぼんやりとCDから流れるままに聴いて。
次に歌詞カードを確認して聴いて。
あとはもう、MP3につっこんで、通学、勉強中の眠いときの眠気覚まし(勉強中は聞けない。のってきてしまって全く集中できなくなるから)、歩いてるとき、電車の中……。
本を読むか、アジカンの曲を聞くかしていた。
大学入学時まで続いたから、おかげで、大学生活に慣れなくてまだ緊張していたころ、大学へ向かう電車で毎日同じアジカンの曲を聞いてたっていう思いでまである。
今でもそのアジカンの曲を聞くと、すこし息苦しくなる。
新しい友達関係とか、誰か友達を作らなければいけない雰囲気とか、そういうのが昔から私は苦手なのです。
アンダースタンド、とか、夏の日、残像、とか。
そこらへんが一番好き。
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何が好きかって、メロディーとか声もなんだけれど、とにかく歌詞が好きだった。
絶賛中二病中でごちゃごちゃいろいろなことを考えていて、意味もなく虚無感を感じたり、最高に楽しいとき高揚している時と、とことん落ちている時の差がすごくって。青空を見て感動したかと思えばその日の夜にぼんやりと夜空を見上げて泣きそうになってたりとか。
そういうのを、しててもいいよ、やっててもいいよ、と肯定してくれたように感じた。
そういうのってやめたいと思ってやめられるものではないし、気づけばやらなくなったなあってなるものなんだと今になって思う。
今でも昔よりは全然だけど、たまに厨二になる。
すきまにおっこちたかのように。
そういうとき、アジカンの曲を聞きはしないけれど(だってこの年にもなって肯定されたいって甘えてフヨフヨするのも微妙に許されないと思うし。。)アジカンの曲に耳を傾ける制服姿の自分を思い出す。
『軋んだその心、それアンダースタンド
歪んだ日の君を捨てないでよ
嘆き合って迎える朝焼けで消えゆくその想いを
ふとしたことで知る無力さでほつれるその想いを
濁った目の先の明かり消えぬ街角
宿ったその心、絶やさないでよ
響かない君の先の見えぬ明日も願うよ
きっといつか…』
当時の肯定されたい感はすさまじかった。
ここから余談。。
アジカンが好きになったきっかけは、鉄コン筋クリートを見てからだった。
いやあ、ほんとにこの映画は大好き。
シロの蒼井優すごく上手だし。
鉄コン筋クリートが好きになって、松本大洋もすきになって、ピンポンの映画も見たな。
漫画は鉄コン筋クリートもピンポンも見た。
ピンポンの映画は二次元の実写化だけれどもすごく面白かったしよかった。
鉄コン筋クリートでもピンポンでも、松本大洋らしい男の子二人組がすごく好き。
お互いいなきゃダメという。。
こういう、本でも漫画でも映画でも、少し文学的というか主人公が持つ感情的なものも含めて意見を共有し合って交換し合うのは、旦那さんとやってもつまらない。
なんでだろう。
理系の男性だからかな。
その意見さっきわたしが言ったものじゃん、とかも頻発する。
意見に納得できないしずれた会話になる。
女の子とはなしたいなあ。