職場へ求めたかったこと
久しぶりに、元同期の子から連絡が来た!! と思ったら、なんと、辞めることになった、という連絡だった。
びっくり。
これでわたしの同期は、わたし含めて3人が辞めたことになる。
職業柄か、全員中学からなかなかの学歴の持ち主で、だから、辞めた! もう行くあてない! てことにはならなそうだけれど、でも、それでも、ちょっと多いなあって感じがする。
辞める直前、お世話になった人事の人達は
「はじめがきついだけ。要領を得てしまえば、きっと楽になるし、休み方もコツを得て来ると思う」と言って、わたしが辞める事をすごく残念がってくれたけれど……。
3人辞めてる。
入ったのは、わたし含めて確か、13人くらい。
辞めた人たちにもそれぞれ都合があって、その人達の良くなかった点、会社と折り合いがつかなかった点なんてたくさんあるんだろう。
けど。
会社側が、こういう点を示してくれれば、もう少しわたし含め、あとの二人も仕事を続けていたんではないかなあと思う。ので、その点を書いてみる。
その1
とにかく残業代をしっかりどこの場所でも支払う。
当たり前だけれど、残業代がでない場所もあった。わたしの配属された場所は、上司の尊敬できる考え方(残業代がでるからこそ、みんな遅くまで頑張ってくれるわけで、仕事をした分はその分対価が支払われるべきという、まあ、当たり前っちゃ当たり前。)のおかげで、残業代がでないってことは、確実になかった。
しかし、他の場所に配属された子は、そうでもなかったみたい。
頃合いのいい時にタイムカードは切ってね、とか。
間に合わないんなら、休日もここにきていいよ、とか。
もちろん、残業代はなし。
そのおかげで、その子は始発に乗って終電で帰っていた。
週一の休みで、あともう一日あるはずの日は、外回りの仕事をしていた。もちろん、その分お金は支払われない。自主的にやっていることとして見なされていた。
わたしの仕事が遅いから悪いの、と言っていたけど、そういう問題じゃないと思う。
それが許されている場所と、わたしの配属されたところのように、許されていない場所がある。それだけで、もう、会社への不信感は募りに募った。
その2
具体的に先が見えるようにする。
まずは現場をということで、現場に配属されたわけだけれど、ほとんどの子が、入社理由は現場で働きたいからではなく、本部で○○という仕事がしたいから、という明確な理由を持っていた。
しかし、まずは現場で働かなきゃいけない。
それは、いいと思う。何事も現場を知ってからこそ、本部で現場のことを考えた仕事ができると思うから。
しかし、この、現場での仕事が、いつまでなのか、まったく分からなかった。
本部にはたくさんの年数を重ねた人達がすでに在籍している。
となると、いつ、現場から本部は行けるのか、まったく見当つかない。
現場でずっと頑張っていればいつか、本部に行けるという、何ともつかみどころのない淡い希望だけじゃ、頑張りなんて続くはずない。
それに、現場から本部にやっと行けたところで、現場の仕事しか知らないのだから、本部の仕事は初心者になってしまう。
もう一度初心者としてやったことのない仕事を一から学び習得し、さらに改良を続けるのは想像するだけでも大変だと思う。
何年は現場で働いてもらい、その後、こういう試験があるから、その試験に合格したら、本部へ週一から勤務が始まる、とか。
何でもいいけれど、そういう具体的な道筋あるいは、テンプレが欲しかった。
その3
本部と現場の相互理解、一致団結の雰囲気
どこもそうなのかもしれないけれど。あとはわたしの直属の上司がたまたま、そういう人だったのかもしれないけれど。
本部と現場はあまり友好的ではなかった。
本部が現場の人をどう思っているか分からないけれど、現場の人は、本部を利益重視の理想だけ押し付け、現場を何もわかっていない、とばかり思っていたと思う。
売上を上げろ、費用を削減しろ、明日からこういうイベントを行うから、この材料を使って今すぐその準備をしろ、etc...
現場の人だって、本部の言っていることだけ仕事として行っているのではない。
毎日違う業務があって、それをこなして時間は終わっていって、その合間に本部から言われた仕事をやらなければならなくて。
本部の、これ考え付いたからはいやってみて! みたいなノリに振り回されている感じだった。
そりゃ、現場が本部をあまりよく思わなくなるよな、といった感じ。で、その現場で働くから、本部で○○をしたいと意気込んでいたわたしたちは、なんとなく疑問を思うようになる。
○○の仕事内容は、一番初めにレクレーションを受けた程度で、実際どんなふうに仕事が遂行されているのか、全く見えないし。
ただ、本部から急に支持がきて、それに対応している感じ。
だんだん、わたしは、ここで、何がしたいんだろう。
どうなりたいんだろう、という疑問が首をもたげて来る。
そして、周りには残業代が支払われず酷使される同期。
いつそういう部署へ飛ばされるか分かったものではない。
…………まあ、辞めるよね。。
以上、3点がどうにかなればなあって気はするけれど。
残業代は当然のこととして、現場と本部の一体感、利益重視と教育重視で分かれていることが無くなり、相互がお互いがあってこそなんだと尊敬し合い、新卒の子のやる気、やりたいこと、未来をくみ取って、具体的な道筋を見せること……これらが叶えば、大分働きやすい環境になるのにな、と思う。
もう、わたしも辞めてしまっているし、何も言えないけれど。
とりあえず、その辞めた子と、今度会ってお話してくる!
恐らく、寝かしつけてから、夜カフェ。
夜カフェなんて久しぶりだよう楽しみすぎる。
ふふ。