肝とか
見た目、脳ミソみたいで気持ち悪くて、いかにも生き物の内部にありましたっていうあの白とピンクの生々しさのせいで、食わず嫌い…というかそもそも食べる機会さえなかったのだけれど。
昨日たまたま食べて、美味しさにびっくりした。ピンクと白の気持ち悪いテラテラがこれほど濃厚でまったりしてて美味いとは。すごいすごい。お刺身に肝をくるんでわさび醤油で食べた。
本当に美味しいものは、本当にほんの少しで満足できる。
おなかいっぱいになるほど食べるのって、その食べ物が大して美味しくないから心が満たされなくて、先におなかいっぱいになっちゃうのだ。
本当に美味しいものをほんの少し食べて幸せになれる状態がすき。
食べたことのないものを食べて、それがとても美味しかったりすると、生きててよかったなあって思う。亀の手も鹿肉もおいしかったなあ、屋久島で食べたあれ。
昔、旅行中に出会って仲良くなった年上の人がいる。時たま夜ご飯をその旅行中に出会ったメンバーで食べたりしていたのだけれど。
馬肉を生で食べさせてくれたり、アンコウを食べさせてくれたり。
同い年の友達と、食べたことないと口をそろえて言うと、美味いから食ってみろ、とすすめてくれた。
すすめてくれて、それから一言、「まだ若いからこれからもっと美味いもんに出会えるぞ、美味いもん、ちゃんと食っとけよ」と微笑まれた。
美味しいものに出会わせてくれる人や場所って大切だ。
ただ、そういう場所ってなかなか敷居が高かったりする。
敷居が高いお店でのマナーとか立ち振る舞いって、なんとなくうまくできなかったりする。
わたしはそこの食べてるお店で、違うお店の○○に本当は行きたかった?とか平気でほかのとこの話をするときがある。
何も考えず思ったことをぱっと言っちゃうから。
そのあと少し注意されて何はなしたらいいのかわからなくなって黙ってしまって不機嫌に見えたり。
不機嫌になったわけじゃなくて、緊張して申し訳なくなって反省しているだけなんだけど。うん。。
あ、でも、食べなれた味も大切だよ、美味しいよ。
卵入りそぼろなんて作ったけどやっぱり鉄板の美味しさだよね。
あつあつのご飯にかけて食べると幸せだよね。